「漫画の応用と保護に関する楽しい会議」に参加しました!

令和7年4月4日、衆議院第二議員会館において、「漫画の応用と保護に関する楽しい会議」が催されました。
 主催:御法川信英事務所
 協力:日本心身一体科学研究会/一般社団法人漫画芸術
 司会・座長:佐藤薫氏(大阪大学大学院 医学系研究科 数理保健学研究室/漫画芸術)

「行政書士神奈川知的財産研究会 ASKIP」からは、7名が参加いたしました。

本会議は、佐藤薫先生の進行のもと、「漫画とAI」を共通テーマに4部構成で行われました。

SNSを駆使してエジプトで漫画を出版した漫画家とYouTube番組運営者との対談をはじめ、AI研究の第一人者による漫画界の未来への提言、現役漫画家のラフ画を活用したAI漫画制作企業とエンジニアによる制作事例の紹介、ChatGPTによる資料作成の実例紹介など、多彩で興味深いテーマが取り上げられました。

世界で求められている日本のコンテンツの魅力と、AIの応用可能性の広がりに感心するとともに、漫画家の執筆負担を軽減したいという開発者の真摯な思いが伝わる対談が印象的でした。
また、AI漫画の完成度についての漫画家の率直な意見や、「AIと人間に優劣はなく、使うかどうかで差が広がっていく」というAI開発の第一人者の言葉からは、今後AIとどう向き合い、どう活用していくかが極めて重要であると再認識させられました。

行政書士にとっても、著作権の観点からAIの活用とクリエイターの権利保護は切っても切れないテーマです。今後、専門家としてどのように関わっていけるかを考えるうえでも、大変示唆に富んだ内容でした。

なお、次回ASKIP勉強会のテーマは「AIと著作権」とのことで、さらに深く学べることを楽しみにしています。