【活動報告】第6回勉強会を開催しました。

2024年8月1日(木)に行政書士神奈川知的財産研究会の第6回勉強会を開催しました。


当勉強会では著作権について体系的な知識を再学習するとともに、行政書士業務において具体的にどのように著作権の知識を活用していくか探求しております。

今回は前回に引き続き、著作権法で定められている「支分権」のうち、
  ・口述権
  ・展示権
  ・譲渡権
  ・貸与権
  ・頒布権
  ・翻訳権、翻案権等
  ・二次的著作物の利用に関する原著作者の権利 

について具体的にどのような権利か、学習いたしました。

また、
・「展示権」に関連して、「美術の著作物等の展示に伴う複製等に関する著作権法第47条ガイドライン」について。
・昨今の著作権分野に関する「ソフトロー」に関して
・著作権における「消尽」の概念について
・「翻訳権」に関連して、「翻訳権の10年留保」「7年強制許諾制度」といった例外
などについても、議論を行いました。

そして判例学習においては「中古ゲームソフト事件」(最高裁平成14.4.25)を題材に、ゲームソフトにおける頒布権の消尽について、検討を行いました。

後半、行政書士業務における考察では、「著作権者等不明の場合の裁定制度」について、実際に裁定制度の申請書はどのように書くのか、どのような添付書類をつくるのか、申請までにどのような手順で何をやったらいいの、といった内容について検討を行いました。

<次回学習会予定>
次回、第7回勉強会は9月5日木曜日 18:00~ 横浜で開催予定です。
参加ご希望の方は事務局までお問い合わせください。
https://www.askip-sg.org/contact/

次回学習会のテーマは
 ・隣接権 です。
また、政府の知的財産戦略本部より令和6年6月4日に発表された「知的財産推進計画2024」から著作権分野の施策について、検討を行う予定です。